あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】和尚と山芋【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかし、博多の聖福寺に仙厓という名の和尚がいました。
仙厓は絵や書道がとても上手だったので、いつも多くの人たちが何か書いてもらおうと寺を訪れていました。

ある日、植木職人の木兵衛は、仙厓の書いた絵を飾れば和尚の徳にあやかれると聞きつけ、自分も和尚の徳にあやかりたいと考えました。
さっそく木兵衛は、丸1日かけて仙厓の大好物の山芋を9本掘り寺へ向かいました。
しかし、自分だけ1日中働いて何だか損をしている気がしてきた木兵衛は、山芋を3本に減らし仙厓に渡しました。

仙厓はそんな木兵衛の気持ちに気がつき、自分がこれまで何十年も筆の勉強をし、さらに字を書き損じた紙を見せました。
大量の紙を見た木兵衛は、自分がしたことが恥ずかしくなり、隠してた山芋を全て仙厓に差し出しました。

それからというもの、木兵衛は骨惜しみすることなく仕事に励み、腕の良い植木職人になりました。


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