あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【小説】人間失格【あらすじ・ネタバレ】

自分は人とは違う感覚を持っていて、人間の生活というものが見当つかないのです。
そのことで混乱し発狂しそうになることがあります。
そこで自分が考え出したのが道化を演じることでした。本当のことは何も言わず、道化を演じているときの自分には心もありません。

常に孤独を選んで生きてきた自分は、中学を卒業して東京への学校へと進みましたが、学校へはほとんど通わずに一人で過ごしていました。
ある日、堀木正雄と出会い、酒と煙草と女遊びを教わりどっぷりはまっていきました。
それらは自分にとって醜悪に見える人間の営みから解放をもたらす物だったのですが、また新たなしがらみができ、そのしがらみから逃れたくなりました。
その結果、同じく人間としての営みに疲れきっていたツネ子という女と心中しようと鎌倉の海へ飛び込みましたが、自分一人だけ生き残り自殺幇助の罪に問われてしまいました。
しかし、釈放され起訴猶予になりました。

その後、悪友である堀木正雄を頼って子持ちの女のアパートに住むようになりましたが、女の子どもが本当の父親が欲しいと言うのでそのアパートも出ることにしました。
京橋にあるバーのマダムに子持ちの女と別れたことを告げ、バーの二階に泊り込むことになったのです。
バーの近くにあるタバコ屋の看板娘のヨシ子という無垢な女と出会い、すぐに結婚したいと思うようになり隅田川近くに小さなアパートを借り、そこで二人で住むことにしました。
自分は酒を飲むのを止め、漫画を描く仕事に精を出していました。
そんなある日、堀木正雄が訪れ自宅で一緒に酒を飲んでいる時に、ヨシ子が男に犯されているところを目撃してしまうのです。
相手の男は、自分に漫画を描かせて、わずかなお金を置いていく商人でした。
あまりの絶望に自分はまたアルコールに溺れるようになり、体が衰弱しても酒を飲み続けていたので、ある雪の晩ついに喀血してしまいました。
薬を求めて入った薬局で、ビタミン剤などの他にモルヒネを処方されました。
モルヒネを使うと体調がすぐに回復したたえめ、幾度となくモルヒネを使用し、気づけば自分は完全なモルヒネ中毒者となっていました。
ツケでモルヒネを買う日々が続いていましたが、とても払いきれる額ではなくなり、ついには薬局の奥さんと関係を持つようになりました。
しかし、自分の罪の重さに耐えられなくなり、実家に状況を説明して金の無心の手紙を送るようになっていましたが、自分の家族から連絡を受けた引受人の男と堀木正雄自分のところへやってきました。
病院へ行こうと言われ、行き先はサナトリアムだとばかり思ってましたが、自分が連れてこられたのは脳病院だったのです。
狂人であるということを自覚した自分は、人間を失格したのだと確信しました。


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