あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】おかげ参り【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、呉服屋の千代という娘がいました。
千代は、「おさん」という変わった顔をした子犬を飼っていました。
隣に住む染物屋の跡取り息子の与七は、千代のことが気になっていました。

その年は60年に一度のお伊勢さんのおかげ参りの年でした。
千代はお伊勢さんの御札が欲しくて与七を誘っておかげ参りに行くことにしました。
千代おさんは物珍くて旅を楽しんでいましたが、与七は歩くのも犬も嫌いだったのでとても憂鬱でした。

楽しくて食べ過ぎてしまった千代は、お腹を壊してしまいました。
旅を続けられなくなってしまった千代は、かんざしを与七に渡し、これをわたしと思ってお参りに行ってほしいとお願いしました。
与七は行きたくなかったのですが、おさんにかしかけられ、お伊勢さんへ向かいました。

途中で与七は野良犬に襲われそうになったのですが、そこへおさんが現れ、野良犬たちはおさんの顔がおかしかったのか笑い出しました。
そして、野良犬たちはおさんに付き従うようになりました。
野良犬たちは与七の乗った二台を押し、おさんを先頭にお伊勢さんに到着しました。

与七は無事おかげ参りを済ませ、お伊勢さんの御札を手に入れました。
村へ戻った与七千代と結婚し、商売は大繁盛しました。


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