あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】人形の嫁【あらすじ・ネタバレ】

子どものいない長者の夫婦に、ようやく小さな小さなが生まれました。
大事に育てられたは絶世の美女に成長し、次から次へと縁談が舞い込んできたのですが、夫婦は難癖をつけて縁談を全て断っていました。

そんなある日が突然病にかかり、死んでしまいました。
こんなことなら結婚させてあげれば良かった…と哀しんだ夫婦は、人形作りの匠に頼んで、そっくりの人形を作らせました。
すると、長者の下で働いていた青年人形に惚れてしまいました。
青年長者に頼み込み、人形を借り受け自宅へ連れて帰ると、人形を妻のように扱い、毎日語りかけるようになりました。

ある日、青年が帰宅すると汚かった部屋がきれいに掃除され、食事まで作られていました。
そんなことが毎日続いていました。

誰もいないはずなのに、誰がこんなことをしているのか気になった青年は、仕事へ行くふりをして自宅を監視していました。
すると、長者から借り受けた人形が家事をやり出していました。
青年は驚いて大きな声を出してしまい、その声に気がついた人形は囲炉裏へ飛び込んでしまいました。

青年は大急ぎで人形を燃やしてしまったことを長者に詫びにいきました。
すると長者は、は結婚もしないままに死んでしまったので、結婚の真似事ができて幸せだったのだろう、と言い許してくれました。


 - 昔話

  関連記事