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【昔話】天の神と竜宮の神【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、漁師がいました。

ある日、夜釣りに出かけた際、どこからか「竜宮竜宮。雨を降らしてくれませんか?」と、声が聞こえてきました。
すると、海の中から雨の粒が、天に上がっていき、パラパラっと小雨が降り出しました。
この様子を見ていた漁師は、天から降る雨は、海の中の竜宮が降らせているということを知って驚きました。

それからしばらくたったある日、島は長い間雨が降らず、干ばつが続いて稲も枯れかけていました。
竜宮のことを思い出した両氏は、海へ向かい岩陰に隠れて「竜宮竜宮。雨を3粒降らせてくれませんか?」と、天の神さまの声を真似して言いました。
すると海から雨が3粒あがり、やがて天から大雨が降ってきました。
村人たちは、雨を降らせることができる漁師に感謝して、漁師が望むものを何でも与えました。
猟師は大喜びで、いつでも雨を降らせてやるぞ、と調子に乗っていました。

しかし、天の神さま竜宮漁師の行いを知ることになりました。
再び海にやってきた漁師天の神さまの声を真似て声をかけると、竜宮が海から飛び出してきました。
そこへ天の神さまもやってきて、猟師を追いかけました。

必死に逃げ回り命拾いした漁師は、天の神さまをだました罰としてしばらくの間、石にされてしまいました。


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