あらすじ君

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【昔話】ねずみの予言【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある村はずれに、おじいさんおばあさんが住んでいました。

この家にはたくさんのねずみが住み付いていたので、おばあさんは邪魔者扱いしていましたが、おじいさんねずみでもいつか何かの役に立つかもしれない、と気にしていませんでした。

そんなある日、おじいさんが病気で寝込んでしまいました。
おじいさんのために小豆粥を作ろうとおばあさんが蔵へ入ろうとすると、ねずみたちの話し声が聞こえてきました。
ねずみたちの話し声から、おじいさんの病気を治すためには、湯の花が効くということが分かりました。
おばあさんは急いで湯の花を取りに行き、おじいさんはすっかり元気になりました。
おじいさんは、ねずみたちのおかげだ!!と、ねずみたちに感謝しました。

そんなある日、いつもは騒がしいねずみたちが今日はとても静かなことに気づいたおばあさんが、そっとねずみたちの会話を聞いてみると、ねずみたちはこの家を出ていく相談をしていました。
詳しくねずみたちの話し声を聞くと、なんと今夜山火事があるのだということが分かりました。

この村を取り囲む野火止めの溝がもう少し広ければ村は助かるのに、と話し合うねずみたちの話し声を聞いて驚いたおばあさんは、おじいさんに山火事の話を伝えました。
おじいさんは急いで村人たちを集め、村人たち総出で村を取り囲む野火止めの溝を広げました。
その明け方、強い風が吹き山火事が起こりましたが、野火止めの溝を広げたおかげで、村は助かりました。

おばあさんおじいさんに「ねずみ大黒」を作ってほしいと頼みました。
おじいさんは快くねずみ大黒を作り、この村ではねずみ大黒をどこの家でも祀るようになりました。


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