あらすじ君

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【昔話】雨入道【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、2人のおばあさんが住んでいました。
おばあさんたちが畑仕事をしていると、雨が降ってきました。

その夜、顔の丸いおばあさんの家は雨漏りがひどかったので、藁にくるまって寝ていました。
すると、戸をたたく音が聞こえたので出てみると、黄金色の帽子をかぶった小さなおじいさんが立っており、「飯を食わせてほしい」と言いました。
顔の丸いおばあさんが家にあったおかゆを全ておじいさんに食べさせてあげると、おじいさんはお礼にと木のしゃもじを置いて行きました。
そのしゃもじで空の鍋をすくうと山盛りのご飯が出てきて、頭の上で振ると小判がざくざくと出てきました。

それを知った顔の細いおばあさんも、顔の丸いおばあさんに聞いた通り、藁にくるまって寝ていました。
雨が降ったので戸をあけてみると、あのおじいさんが立っていました。
顔の細いおばあさんがあまりにもニヤニヤしていたのでおじいさんは腰を抜かしてしまいました。
おじいさんを無理やり家へ招き入れると、顔の細いおばあさんは家にあったご飯を差し出しました。

顔の細いおばあさんは、ご飯を食べさせる前にしゃもじを手に入れようとしていたため、おじいさんは怒りました。
すると顔の細いおばあさんは、水がめのなかにおじいさんを閉じ込めて無理やりしゃもじを奪いました。

奪い取ったしゃもじで空の鍋をすくうと石が飛び出し、頭の上で振ると泥が飛び出してきました。
顔の細いおばあさんは、おじいさんを追いかけ首を絞めました。
するとおじいさんの姿に変わり、口から大量の水を吐き出しました。
顔の細いおばあさんは家に逃げ込みましたが、家ごと流されてしまいました。


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