あらすじ君

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【昔話】夢と財宝【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、源治という男が住んでいました。
源治は働くことが嫌いで、楽に儲けられないかといつも考えていました。

ある年末の早朝、霜が降りてあたりは真っ白になっていました。
そんな中、隣に住む働き者のおじいさんが霜の降りている庭に出て何かを探していました。
おじいさんは「菅笠くらいの大きさで、まるく霜の降りてないところを掘ると宝が出てきます」という夢のお告げを信じて、探していたのでした。

それを知った源治は、夜の間におじいさんの家の前に菅笠を置いて、まるく霜の降りていない場所を作りました。
翌朝、そうとは知らないおじいさんは、源治の作った丸い場所を見つけると、大喜びで掘り始めました。
源治は、騙されているとも知らないで…と笑いながら見ていましたが、なんとその場所から本当に小判が詰まった壷が出てきました。
驚いた源治は、自分の家の庭でも同じことをやってみることにしました。

その夜、源治は持っていたお金を全て使って、山ほど菅笠を買って自分の庭に敷きました。
翌朝、菅笠の下を全て掘ってみましたが、どこからも宝が入った壷など出てきませんでした。


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