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【昔話】ひばりのぞうり【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、ひばりウズラヨシキリが仲良く助け合って暮らしていました。
ある日、ひばりは赤い鼻緒のそうりを買い、嬉しくて2人に見せびらかしました。
しかし、見せびらかしているだけで決して触らせてあげようとはしませんでした。

ある時、ウズラが町へ出かけることになったのですが、飛べないウズラは、ひばりのぞうりをはいて出かけなくなって何とか頼み込んでぞうりを貸してもらいました。
ウズラは大喜びでぞうりを履いて歩いていましたが、その途中で片方のぞうりを川に流してしまいました。

ウズラひばりに謝りましたが、許してくれませんでした。
ひばりウズラヨシキリを怒鳴りつけて、ぞうりが見つかるまで絶対に許さないと言いました。
2人は、毎日探しましたが見つからないので、こっそりと家を出て行きました。
ウズラは草むらの中でひっそりと隠れて暮らし、ヨシキリはヨシの中で暮らすことになりました。

今でも、ひばりはぞうりを見つけてこない2人を探して空を飛び回り、ヨシキリはヨシの中で大声で、叫んで暮らしているそうです。


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