あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】鳥になった傘屋【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、傘屋を営む若者がいました。
両親も兄弟もおらず一人ぽっちの若者は、朝から晩まで傘を張る仕事をしていました。

ある日、風に飛ばされた傘を捕まえた時に、ふわっと体が浮くのを感じました。
このことがきっかけで、人間が空を飛べる傘を作ることに夢中になりました。
のように空を飛ぶためなら、何度失敗しても、昼も夜も仕事はそっちのけで空飛ぶ傘作りに熱中しました。

そうして、ついに若者は傘を作り上げ、空を飛ぶことに成功しました。
村の中でも1番高い木のてっぺんまで登り、傘で空を飛びながら、念願だったの気分を味わうことができました。

空飛ぶ傘の噂は、殿さまの耳にも入り、戦争のための道具として傘を買いたいと言いました。
それを聞いた若者は、「人殺しのために傘を作ったのではありません」と、夕方こっそりと傘を広げて飛び立ちました。
そして、たちと一緒にどこまでも高く飛んで行って消えてしまいました。


 - 昔話

  関連記事