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様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】おさん狐【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある河原に、おさんというキツネが住んでいました。
おさんは、化け上手なキツネで特に若いに化けるのが得意でした。
村人たちもキツネと分かっていながら、このに会うために夜な夜な河原に出かける程でした。

ある夜のこと、この河原を行商のが通りかかりました。
おさんは若いに化け、行商のに声をかけました。
も旅なれた者だったので、すぐにキツネであることに気が付いたのですが、は騙されたふりをしておさんの家に上がり込みました。

は、出されたお酒も何が何物かわからない酒だとわかっていながら、飲み干しました。
そして「上手に化けているが、少し若すぎませんか?」と言いました。
すっかりバレていたこと気づいたおさんも落ち着いた様子で、今度は色っぽい芸者に化けました。
その晩、芸者姿のおさんは、キツネと人間だということを忘れて一晩中酒を呑んで語り明かしました。

夜が明ける、は再び旅立っていきました。
それからもおさんは、河原に来る人を相手に人とキツネの垣根を越えて、一晩中語り明かしていました。


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