あらすじ君

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【民話】天福地福【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、正直なおじいさん欲張りなおじいさんが住んでいました。

ある年の暮れ、町で偶然会った2人はどんな初夢が見たいか話し合い、お互いにどんな初夢を見たかを教え合うことにしました。
新年を迎え、欲張りなおじいさんがどんな初夢を見たのかと訊ねると、正直なおじいさんは「天から福を授かる夢を見た」と答え、欲張りなおじいさんは「地から福を授かる夢を見た」と言いました。

正月が過ぎしばらく経った頃、正直なおじいさんが裏の畑を耕していると、くわの先にかたいものがぶつかりました。
正直なおじいさんが不思議に思い掘り続けてみると、そこには大きな箱が埋まっていたのでフタを開けると中から小判がぎっしりと入っていました。
地から出た宝は、欲張りなおじいさんの夢が現実になったものだと思い急いで欲張りなおじいさんに箱が出てきた場所を教えてあげました。

欲張りなおじいさんは、良いことを聞いたと、急いで箱が出てきた畑へ向かいました。
教えられた場所にちゃんと箱が置いてあったので大喜びでふたを開けると、中には小判ではなくヘビが何匹も入っていました。
正直なおじいさんにだまされたと思い、顔を真っ赤にして怒りました。
欲張りなおじいさんは箱のふたをしっかり閉めて、正直なおじいさんの家に向かいました。
そして、箱のふたを開けて正直なおじいさんの頭の上めがけて落としました。
すると中から出てきたのはヘビではなく小判だったので、正直なおじいさんは「天から福を授かった」と喜びました。


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