【童話】ガリバーの冒険【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、ガリバーという若者がいました。
海が好きなガリバーは船に乗り込み旅を続けていましたが、ある時嵐に巻き込まれて船は沈んでしまいました。
海に投げ出されたガリバーが目を覚ますと、体に縄が縛られた状態で地面に寝かされていました。
ガリバーの周りには大勢の小人たちが集まっていたので、知らないうちに小人の国へ流れ着いたことに気がつきました。
小人たちはガリバーをオリの中に閉じ込めると、出られないように鎖でしばりつけました。
数日後、小人の国の王様がガリバーの元へやってきました。
ガリバーが王様に、暴れたりしないのでくさりを外してほしいと頼みました。
すると王様はガリバーをじっと見つめ安全だと判断し、くさりを外してくれました。
ある晩、王様の城で火事が起きました、
ガリバーは自分の帽子で池の水をすくい城に向かってかけると、あっという間が消えました。
小人たちはガリバーに感謝し、ガリバーは町の人気者になりました。
するとそこへ、隣の国の小人たちがこちらの国へ攻め込んでくるという知らせが届きました。
すでに海の上にには敵国の小人たちが乗った船がこちらへ向かっています。
ガリバーはつり針を作り、それを敵国の船に引っかけ、全部まとめて浜辺へ引っ張り上げました。
敵国の王様は降参し、敵国の小人たちは逃げて行きました。
ガリバーの人気は高まるばかりでした。
そんなある日、ガリバーのところへ仲良しの小人が慌てた様子でやってきました。
どうやら、人気者のガリバーに王の座を取られるかもしれないと思った王様がガリバーを殺そうと企んでいたのです。
それを知った小人たちは、ガリバーが自分の国に帰るための大きなボートを作っていました。
ガリバーは小人たちに感謝し、無事自分の国へ帰ることができました。