あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【童話】赤い靴【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところにカーレンという女の子と母親がいました。

母親は体が弱かったので病気で亡くなってしまいました。
一人ぽっちになってしまったカーレンが泣いていると、馬車に乗った裕福なおばあさんが通りかかりました。
カーレンを憐れに思ったおばあさんカーレンを引取ることにしました。
おばあさんに引取られてからは、今までできなかった勉強やお裁縫を習いながら毎日楽しく暮らしていました。

ある日、町に女王様お姫様がやってきました。
カーレンが見に行くと、お姫様は素敵な洋服に美しい真っ赤な靴をはいていて、カーレンはその日から真っ赤な靴のことが忘れられませんでした。
それから数年が経ち、カーレンは町一番の美しい娘に成長しました。
そんなある日、靴屋の店先で憧れだった真っ赤な靴を見つけたカーレンは、おばあさんの目を盗んで買ってしまいました。
カーレンは無彩色の服装で出席しなければいけない教会にもその赤い靴をはいていき、おばあさんに注意されました。

それからしばらく経ち、おばあさんが病気で倒れてしまいました。
カーレンは赤い靴のことばかりを考えていて、病気で苦しんでいるおばあさんの看病もせずに舞踏会へ出かけていきました。
カーレンが看病をしなかったばかりに、おばあさんは亡くなってしまいました。
するとカーレンの足が勝手に動いて踊り出したのです。
どんなに止めようと思っても足は動きを止めず、靴を脱ぐこともできませんでした。
カーレンは死ぬまで踊り続けるという呪いをかけられていたのです。

昼も夜も雨の日でさえ、カーレンは踊り続けていました。
カーレンは命の恩人であるおばあさんの葬儀にも参列できず、身も心も疲れ果てていました。
呪いから解放されようと、首切り役人に依頼して両足首を切断することになり、切断された両足と赤い靴はカーレンを置いて踊りながら去っていきました。


 - 童話

  関連記事