【児童文学】ごんぎつね【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、いたずら好きのごんというきつねがいました。
ある日、兵十がうなぎを取ろうとしていたので、いたずら好きのごんは、そのうなぎを盗んでしまいました。
しかし、そのうなぎは兵十が病気になった母親のために食べさせてあげようとしていたものでした。
母親が亡くなって落ち込む兵十を見て、ごんは償いをすることにしました。
まず、魚屋の魚を兵十の家に投げ込みましたが、そのせいで兵十は泥棒とまちがえられてしまいました。
困ったごんは、次の日から山で採った栗やマツタケを兵十の家の前に置くことにしました。
毎日栗やマツタケが家の前に置いてあることを不思議に思った兵十は、仲の良い加助に相談しました。
それを聞いた加助は、きっと神さまの仕業に違いないと言いました。
二人の会話を知ったごんは悲しくなりましたが、それでも毎日栗を持って兵十の家へ行きました。
ある夜、兵十はごんが家の近くにいることに気づき、またいたずらするつもりだと思い込み、火縄銃でごんを撃ちました。
しかし、ごんが栗やマツタケを持っていたことに気づき、「おまえが持ってきてくれていたのか?」と言うと、ごんはぐったりとしてうなずきました。