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【絵本】おやすみ、ロジャー【あらすじ・ネタバレ】

うさぎの男の子ロジャーは眠る前、いつも今すぐやりたいことを考えていました。
芝生に寝転がったり、外で疲れるまでおもいっきり遊んだり…朝から晩まで遊ぶことを考えているロジャーは、いつも公園のブランコの上で眠ってしまうのです。

ロジャーの兄弟たちはいつも早く眠るのですが、今日に限っていつもより早く眠ってしまいました。
ひとりだけ眠れないロジャーおかあさんに相談しました。
するとおかあさんは、「ふとんの横にある箱の中に考え事を全て入れておくと朝になれば答えが出るわ。そして、寝る準備ができたらあくびおじさんのところへ行きましょう。」と言いました。
あくびおじさんとは、いつでもすぐに眠らせてくれるおじさんのことです。
ロジャーおかあさんの言う通り、箱の中に考え事を全て入れて寝る準備をしました。

こうして、ロジャーおかあさんあくびおじさんのところへ向かいました。
その途中で眠そうな顔をしたかたつむりに会いました。
ロジャーは、眠そうなかたつむりにすぐに眠れる秘訣を聞くと、「ゆっくり動くと眠くなるよ」と教えてくれました。
さらに進むと、今度は眠そうなふくろうに会いました。
ロジャーふくろうにもすぐに眠れる秘訣を聞くと、「体を楽にすると、力が抜けてすとんと眠ることできるよ」と教えてくれました。

そうこうしている間に、あくびおじさんの家に到着しました。
あくびおじさんの家の前には「わしはだれでもねむらせる」と書いた看板があるのです。

あくびおじさんロジャーをこころよく迎え入れると、ロジャーに眠くなる薬をかけ、じゅもんを唱えました。
すると、ロジャーはだんだん眠くなってきたので、あくびおじさんにお礼を言い、おうちに帰ることにしました。
おうちに向かう途中で眠そうなふくろうに、「とってもくたくたになって眠そうだね。」と声をかけられました。
ロジャーは、うん、と答え、「おやすみなさい。」と言いました。
その後、眠そうなかたつむりにも会い、「おやすみなさい。」とあいさつをしました。

ロジャーは、眠ってしまいそうになるのをこらえながらやっとおうちまで帰ってきました。
あまりの眠さにドアがあけられなかったので、ロジャーは自分がとてもくたくたで疲れていることに気がつきました。
おうちに入ると兄弟たちがすやすやと眠っていました。
おかあさんは眠くて、くたくたなロジャーをふとんに寝かしつけました。


 - 児童文学

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