【民話】旅人馬【あらすじ・ネタバレ】
金持ちの子と貧しい子がおり、2人はとても仲良しで旅をしていました。
2人は宿を借りて一晩過ごしていましたが、貧しい子はなかなか寝付くことができずにいると宿の女将がやってきて、囲炉裏の灰に種をまきました。
すると稲が伸びてきて、女将はその稲から団子を作りました。
翌朝、金持ちの子が作った団子を食べると金持ちの子は馬になってしまったので、貧しい子は驚いてその場から逃げ出しました。
おじいさんにその話をすると、1本の木に7つの実がついたナスを友達に食べさせると元に戻ると教えられたので、何日もかけてナスを探しました。
ナスを見つけると、女将の留守を見はからって宿へ戻り、金持ちの子にナスを食べさせると無事に人間に戻ることができました。
そしてその後も旅を続け、金持ちの子は命の恩人である貧しい子に財産を半分譲り、兄弟のように仲良く暮らしました。