【映画】名探偵コナン 時計じかけの摩天楼【あらすじ・ネタバレ】
ある日、何者かに黒川邸の主人・黒川大造が撲殺されるという事件が発生しました。
現場の状況から見て身内の犯行であると推理した毛利小五郎は、黒川大造の後妻が犯人だと決め付けますがその推理は的外れでした。
事件現場に同行し、すでに真相が分かっていた江戸川コナンは、時計型麻酔銃を使い、毛利小五郎を眠らせ「眠りの小五郎」として事件を解決へと導きました。
事件から数日後、有名な建築家である森谷帝二から工藤新一宛にパーティーの招待状が届きました。
しかし、工藤新一は「黒の組織」によって体が小さくなり、江戸川コナンになっているため、幼なじみの毛利蘭に招待状を託し、代わりに行ってほしいと電話で頼みました。
毛利蘭は、工藤新一の誕生日の前日である5月3日の夜からオールナイトの映画を一緒に見に行くことを条件にパーティーへ行くことを約束してくれました。
こうして無事に、江戸川コナンは毛利小五郎を代理人として、毛利蘭と3人でパーティーに出席することになりました。
そのパーティーで開催されたクイズに正解した江戸川コナンは、その商品として毛利蘭と一緒に森谷帝二のギャラリーを案内してもらえることになりました。
そこで、先日殺人事件があった黒川邸が森谷帝二の設計であることを知りました。
毛利蘭は5月3日の夜に工藤新一と映画を見に行くことを楽しみにしていましたが、工藤新一の体で映画の行くことができない江戸川コナンは悩んでいました。
5月3日、楽しそうに出かける毛利蘭を見送った江戸川コナンは、ある会社の火薬庫から何者かによって爆薬が盗まれ、黒川邸が放火されるというニュースを見ました。
そしてその犯人から工藤新一宛に次の爆破予告の電話がかかってきました。
電話の主は、自分が犯人であることと、堤向津川緑地公園に行かなければ子どもたちの命が危ないと言い、電話を切りました。
急いで公園へ向かった江戸川コナンは、その公園で自分の仲間たちが知らない人からもらったラジコンで遊んでいる姿を発見します。
ラジコンに爆弾がついているのを発見した江戸川コナンは、すぐにその場から子どもたちを非難させ、ギリギリのところで爆発に巻き込まれるのを防ぎました。
しかし、この公園爆破事件後、各地で爆破騒ぎが発生しました。
これまでの爆破された場所などが全て建築家の森谷帝二の作品であることに気づいた江戸川コナンは、森谷帝二が犯人であると確信しました。
江戸川コナンは工藤新一の声を使って森谷帝二を追い詰めましたが、森谷帝二はすでに次の爆弾のタイムリミットが迫っていることを告げました。
最後のターゲットとは、毛利蘭が工藤新一と映画を見るために向かったビルだったのです。
毛利蘭がソーイングセットのハサミを持っていることを知った江戸川コナンは、工藤新一に声色を変え、毛利蘭に事情を説明し爆弾の解除を頼みました。
毛利蘭は江戸川コナンの言う通りにコードを切り、最後に指示された黒いコードを切ったのですが、爆弾のタイマーは止まりませんでした。
最後に残ったのは赤と青の2本のコードでした。
やがて0時になり、毛利蘭は工藤新一に、誕生日おめでとう、と告げました。
江戸川コナンは工藤新一の声で、「好きな方を切れば良い。死ぬときは一緒だ」と言い、その言葉を最後に天井が崩壊し携帯電話が壊れてしまいます。
江戸川コナンは森谷帝二との会話を思い出し、赤を切ってはいけないと大声で叫びましたが、その声は届きませんでした。
全てを託された毛利蘭は、青のコードを切りました。
爆弾が解除され、無事毛利蘭が救出されました。
江戸川コナンがなぜ青を切ったのかとたずねると、毛利蘭は「だって赤い糸は切りたくなかったのよ。もしかしたら新一と繋がっているかもしれないじゃない」と言いました。