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【映画】ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日【あらすじ・ネタバレ】

インドで動物園を経営する真面目な両親に育てられた16歳の少年パイとその家族は、動物園の経営上、カナダへ移住することになり、動物たちと一緒に貨物船に乗り込みました。

宗教上の規律など一切考慮されていない船内での食事に一家は戸惑っていました。
そんな中、太平洋上で海難事故に遭遇し、たまたま甲板に出ていたパイだけが救命ボードで船から脱出することができました。
海に投げ出されてしまったパイは、沈んでいく船を目の前にして家族に「ごめんなさい」とつぶやきました。

救命ボートには、パイの他に、ベンガルトラ、ハイエナ、オランウータン、シマウマが乗っていましたが食物連鎖の法則で、最終的にパイベンガルトラだけが残りました。
腹を空かせたベンガルトラに食べられてしまわないように、ボートからロープで繋がっている浮きに避難するなど、ボートの上で何とか共存していました。
そして、ついにボートに積まれていた非常食が全て無くなり、宗教上菜食主義のパイが魚を獲って生魚を食べるようになりました。

それから月日が経ち、インドにいた頃のパイは幼さが残る少年でしたが、ボートの上での生活が長くなるにつれて、ワイルドでたくましい男性に成長していました。
そしてようやくメキシコの海岸に漂着すると、運命共同体と思ったいたベンガルトラは、パイのことを振り返らずにメキシコの森の中へ去って行きました。

漂着したメキシコの海岸で、無事救助されたパイの元に保険会社の調査員が漂流したときの状況を聞きにやってきました。
ベンガルトラとの漂流物語を信じられない調査員たちは、誰もが信じられる話をパイに求めました。
するとパイはこれまでの話を覆す、現実を語りだしました。

シマウマが船員、ハイエナがコック、オランウータンは母親、そしてベンガルトラがパイであると言い出したのです。
生きるために船員、コック、母親を殺してここまできたと話しました。

パイは最後に、どっちの話を信じたい?とたずねると、「トラが出てくる話の方がいい」と言われました。


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