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【映画】海月姫【あらすじ・ネタバレ】

イラストレーターを志して上京したクラゲオタクの月海は、風呂・トイレ共同、男子禁制のレトロな外観のアパート「天水館」で暮らしていました。
住人はみんな腐女子と呼ばれる女性ばかりで、鉄道オタクのばんば、三国志オタクのまや、和物オタクの千絵子、中年男以上しか愛せない枯れ専のジジ様の5名でした。

千絵子は天水館のオーナーの娘でしたが、千絵子を含む住民たちはみな、「オシャレな人間は天敵」「人生に男は必要としない」などをモットーに、自らを「尼~ず」と名付け、外部との接触を避けてまったりと楽しいぬるま湯のような日々を送っていました。

ある日、月海が行きつけの熱帯魚店へお気に入りのクラゲを見にいくと、誤った飼育方法でクラゲが死にかけていました。
慌てて店員に訴えましたが、全く相手にされませんでした。
するとそこへ偶然通りかかった美女が状況を察してくれて、月海の代わりに店員に説明しクラゲを助けてくれました。

クラゲと美女を連れて天水館に帰った月海は、翌朝、自分の部屋に金髪の青年がいることに驚きました。
月海が泊めた美女は、政治家の息子で女装が趣味の蔵之介という青年だったのです。
天水館は男子禁制なので月海はあせりましたが、蔵之介は気にする様子もなく自分のことを「蔵子」と名乗り、天水館に入り浸るようになりました。

オシャレに全く興味のない月海を見て、蔵之介は自分のメイク道具や衣装で可愛く変身させました。
そんな月海に一目ぼれしたのが、蔵之介の兄・でした。
蔵之介とは違い、について政治の世界にしっかりと身を置いていました。
月海も次第にに惹かれるようになり、2人は良いムードになったのですが、蔵之介は嫉妬していました。

その頃、土地開発により天水館を取り壊すという危機が訪れました。
再開発業者の稲荷翔子は、再開発計画をスムーズに進めるために、政治家を父に持つに近づき、さらに千絵子の母から高値で天水館を買収しようと企んでいました。
そんな稲荷翔子に向かって蔵之介は、自分たちが天水館を買ってオーナーになる、宣言し対立するようになりました。

天水館を買い取るお金など全くない尼~ずでしたが、たまたまフリーマーケットで月海が作ったクラゲのマスコットがたくさん売れたことから、蔵之介月海にクラゲのドレスを作ることを提案しました。

その頃、再開発の話は順調に進み、蔵之介も協力の医師を固め、資金集めのパーティでそれを発表することを決めていました。
それを知った蔵之介は、パーティ当日にファッションショーをぶつけ、お金持ちのお客さんをこちらのショーへ来させようという計画を立てました。
モデルは、女装した蔵之介と三国志オタクのまやがすることに決まりました。

が演説している真横に派手な衣装と車で乗り付けた女装姿の蔵之介は、ファッションショーの開催を宣言しました。
これに食いついたマスコミよってこの様子がテレビでも放送され、ショーへの注目度が高くなりました。
ファッションショー当日を迎え、月海がデザインしたドレスでランウェイを歩く蔵之介とまやに拍手がなりやみませんでした。
ショーのおかげもあって、再開発には多くの反対があり天水館の取り壊し計画はなくなりました。

その後、天水館にはドレスの注文が殺到し、ブランド名を「JELLY FISH」として、尼~ずたちは忙しく楽しく暮らしたのでした。


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