あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【映画】洋菓子店コアンドル【あらすじ・ネタバレ】

鹿児島に住む田舎娘の臼場なつめは、東京にある人気洋菓子店「コアンドル」に勤める婚約者の海千尋に会うために上京しました。

すると、コアンドルのオーナーで店主の依子・ウィルソンから、千尋はとっくにお店を辞めてもうここにはいない、ということを聞かされました。
行き場を失ってしまったなつめでしたが、コアンドルのケーキに惚れ込み、実家がケーキ屋であることをアピールして何とか雇ってもらうことになりました。

コアンドルで働き出したなつめは、一緒に働くスタッフとぶつかり合いながらも日々ケーキ作りに励んでいました。
そんなある日、元パティシエで現在はケーキ評論家の十村遼太郎が店にやってきました。
8年前に起きたある事件がきっかけでケーキ作りを辞めた遼太郎は、なつめが作ったケーキを酷評しました。
ケーキも認めてもらえず、スタッフともトラブル続きで日に日にストレスが溜まっていたなつめでしたが、ある日、千尋の居場所が分かったので急いで会いに行きました。
なつめは、一緒に田舎に戻ってお店を開きたいと説得しました。
しかし、千尋の中ではなつめとは終わっており、新しい彼女もできたので田舎に戻ることはできないと言われてしまいました。
落ち込んだなつめが酒に酔い、コアンドルに戻ると依子が色々な話を聞かせてくれました。

8年前、日本一のパティシエだと言われていた遼太郎は、不慮の事故でを亡くしていました。
は一人で自分に会いに来る途中で交通事故に遭い、遼太郎の目の前で死んでしまったのです。
あの時仕事を優先せずに迎えに行けばは死なずに済んだ、と自分を責めた遼太郎は、もうケーキは作らないと決めました。
そんな話を聞いたなつめは、自分がちっぽけなことに悩んでいることに気づき、ケーキ作りに専念することにしました。

なつめの努力が実り、コアンドルのパティシエとして少しずつ認められるようになってきたある日、コアンドルで大きな晩餐会が開かれることになりました。
それに備え、みんなで準備をしている時に依子がめまいに襲われ階段から落ちてしまいました。
大怪我を負った依子に晩餐会の仕事は不可能なので、スタッフは中止にするつもりでしたが、なつめだけは諦めきれずにいました。
そこでなつめ遼太郎の元へ行き、依子の代わりにコアンドルのケーキを作って欲しいと頼み込みましたが、あっさりと断られてしまいました。
なつめ遼太郎に向かって、過去は乗り越えなければいけないと言い、なんとか説得しました。

なつめの説得に心を動かされた遼太郎は、コアンドルのケーキを作ることにしました。
見事にケーキを作り上げ晩餐会は無事成功しました。

なつめは、遼太郎の薦めで海外へ修行に行くことになりました。
ただし、それには条件がありました。
条件とは、が亡くなってから離れて暮らすと一緒に暮らすというものでした。
遼太郎なつめと一緒にが住んでいる実家まで行き、自分が作ったケーキをに渡しました。
それを見届けたなつめは、荷物を持って歩き出しました。


 - 映画

  関連記事