【映画】アーロと少年【あらすじ・ネタバレ】
小惑星が地球に衝突しなかったので、絶滅を免れた恐竜たちは言葉を使って家畜を育て、畑を耕し生活していました。
ある恐竜の夫婦に間に3匹の子どもが生まれました。
体の大きな子はバック、すばしっこい女の子はリビー、体が小さくて臆病な子はアーロと名付けられ大切に育てられました。
次第に両親の手伝いをするようになっていきましたが、アーロだけは手伝いをうまくこなすことができずに兄姉にバカされる毎日を送っていました。
ある日、父はアーロに仕事を頼みました。
それは、家の食料庫に現れる泥棒を捕まえて殺すというもので、アーロは初めて与えられた大仕事に大喜びでした。
しかし罠にかかっていたのは人間の子どもで、怖くなったアーロは逃がしてしまいました。
怒った父はアーロを連れてその子どもを追いかけましたが、途中で嵐に巻き込まれてしまいアーロを残して死んでしまいました。
それからしばらく経ったある日、アーロの前にその子どもが現れたので後を追いかけたアーロは足を滑らせ川に落ち、家から遠く離れた見知らぬ土地まで流されてしまいました。
アーロは父から「川を見つければ家に帰れる」と教えられていたので、家族のもとへ帰るためにアーロは川を目指して歩き出しました。
そんなアーロに人間の子どももついてきました。
怖いもの知らずの子どもは、アーロに食料を持ってきたり、蛇を追い払ったりしてくれました。
父の死は子どものせいだと決め付け憎んでいたアーロでしたが、だんだん子どもに心を開いていきました。
アーロは子どもにスポットという名前を付け、一緒に旅をすることにしました。
旅の途中、スポットも両親を失いひとりぽっちだということを知ったアーロは、自分も父が死んだことを伝え、2人は家族を思い出して泣きました。
アーロとスポットは嵐に巻き込まれ、気がつくとまた見知らぬ土地にいました。
家の目印にしていたギザギザ山も見えない場所に飛ばされていたので、頭上を飛ぶ翼竜たちに道を教えてもらおうと声をかけました。
すると、翼竜のリーダーカミナリドカンは、嵐で動けなくなってしまっている森の仲間たちを助けているので手伝ってほしいと言いました。
アーロは快諾し小さな動物を助け出すと、カミナリドカンたちはとんでもない勢いでその動物を食べてしまいました。
腹ペコなカミナリドカンたちはスポットに目をつけ、襲い掛かってきました。
アーロとスポットは何とかその場から逃げ、心優しいティラノサウルスの家族に助けてもらいました。
アーロとスポットはティラノサウルスの家族の助けもあって、ギザギザ山が見える場所まで辿り着くことができました。
しかしスポットを連れて家族のもとに帰ろうとしたアーロの前に、カミナリドカンたちが現れスポットを連れ去ってしまいました。
勇気を振り絞って助けに向かったアーロは、カミナリドカンたちを倒し、無事スポットを助け出すことが出来ました。
家まであと少しというところで、2人の前に人間の家族が現れました。
スポットとは髪の色も目の色も全く違いましたが、彼らはスポットを快く迎え入れようとしていました。
アーロはスポットと離れたくありませんでしたが、スポットの新しい家族は恐竜ではないと気づき、スポットと別れる決意をしました。
涙を流しスポットを見送ったアーロは、長く険しい旅を終え、家族の待つ家に帰ることができました。
そしてアーロは、母が亡き父と見間違えてしまうほど、たくましく成長していたのでした。