【映画】信長協奏曲【あらすじ・ネタバレ】
高校生のサブローは、ひょんなことからタイムスリップして戦国時代に来てしまいました。
そこで顔がそっくりな織田信長に、「わたしの代わりに織田信長になってほしい」と言われ、引き受けてしまいました。
時代劇の撮影だと思っていたサブローは、次第にここが本物の戦国時代であることに気づき戸惑っていましたが、覚悟を決めてこの世界で生きることを決意しました。
サブローは、徐々に織田信長としての生活にも慣れ、本物の織田信長や明智光秀、池田恒興らと天下をとり平和な世の中を作ることを目指すようになりました。
サブローが本物の織田信長ではなということは、池田恒興と妻の帰蝶だけが知っていました。
そんな中、家臣の羽柴秀吉はその昔、織田信長に焼き討ちにあった恨みを晴らし、織田家を滅亡に追い込もうと策略していました。
ひょんなことから羽柴秀吉は、サブローが本物の織田信長でなく、顔を隠している明智光秀こそが本物の織田信長であることに気がつきました。
羽柴秀吉は、明智光秀のサブローへの嫉妬心を利用して、明智光秀にサブローを殺させようとして、さらに、明智光秀を反逆の罪で殺してしまおうという計画を立てました。
最初はサブローを殺して、織田信長に戻ろうと思っていた明智光秀でしたが、サブローが先陣を切って助けにきてくれる姿を見て、改心し家臣としてサブローを支えていくことを決意しました。
しかし羽柴秀吉は、サブローを殺さなければ家臣や帰蝶を殺すと言って明智光秀を脅し、本能寺の変をおこさせました。
明智光秀は本能寺に火を放ちましたが、サブローを逃がしました。
羽柴秀吉は、明智光秀を織田信長として殺し、逃げたサブローは明智光秀として追われる身となってしまいました。
サブローは羽柴軍に立ち向かっていきましたが、捕らえられ、首を切り落とされてしまいました。
すると、サブローは現代の世界に戻ることができたのです。
しばらくすると、サブローの部屋に手紙が届けられました。
そこには、「自分も戦国の世にタイムスリップした。帰蝶から預かったものがある」と書かれていました。
帰蝶からのメッセージ動画には、サブローが羽柴秀吉に殺され消えてしまったことと、サブローの思いが繋がれ平和な世の中が作られていること、サブローが贈った指輪を通じてサブローといつまでも繋がっていることが伝えられました。
サブローは帰蝶の思いを胸に、これからも生きていくことを誓いました。