【映画】海街diary【あらすじ・ネタバレ】
鎌倉にある古い2階建ての家に暮らしている3姉妹の香田幸、佳乃、千佳は、14年前に家を出て行った父が亡くなったという知らせをもらい、葬式へ出かけました。
そこで、父が再婚相手との間に出来た子である浅野すずに出会いました。
すずの母と他界した父はすでに離婚し、再々婚した妻がいました。
父を亡くしたすずは、再々婚した妻と一緒に暮らすしかないという状況になっていました。
三姉妹の長女の幸は、すずが長年父の世話をしてくれていたことを知り、鎌倉で一緒に暮らすことを提案しました。
すずは驚きましたが、一緒に暮らすことを決意しました。
すずは新しい生活を幸せに思いながらも、3人の姉たちにとって自分の存在が傷ではないかと不安に感じていました。
父が出て行ってすぐに母にも捨てられた3姉妹は祖母に育てられていましたが、祖母が亡くなってからは幸が父・母の代わりとなって佳乃、千佳を育ててきました。
そんな幸でしたが、自分も妻がいる男性と不倫をしていました。
なかなか離婚に踏み切れない男性に対して、幸は文句も言わず付き合っていましたが、ある日すずがそのことに気づきました。
次女の佳乃は、いつもダメ男とばかり恋愛しては傷ついていました。
貸したお金を返してもらえないまま振られたり、まともな恋愛が出来ずにいました。
すずは、自分が不倫相手との間に出来た子であるということで、常に心に傷を抱えて生きていました。
そんなある日、3姉妹はすずを連れてお気に入りの海猫食堂へ向かいました。
そこには3姉妹の思い出がたくさん詰まっており、そこの店主であるおばさんは3人の子ども時代をよく知ってしました。
海猫食堂でご飯を食べながら思い出話をして、すずも姉たちの思い出を共有するようになりました。
3姉妹の祖母の命日に、3姉妹の実母が北海道からやってきて、3姉妹が暮らす家を売りに出したいと言い出しました。
幸は大反対し、売りに出されることはなくなりましたが、幸と実母は喧嘩別れすることになりました。
仲直りもしないまま帰ろうとする実母に、幸は祖母が亡くなる前に作ってくれていた梅酒を渡しました。
実母に対しても傷が残っている幸でしたが、大事な祖母が作った梅酒を実母が喜んで持ち帰る姿を見て、嬉しくなりました。
夏がきて、4姉妹は庭になっている梅で梅酒を作ったり、一緒に夕食を作るなど普通の日常を送っていました。
複雑な事情が絡み合って喧嘩をすることがあっても、お互いの傷を癒すことができるのはお互いしかいないことに気づきました。
家族の気持ちがつながっていき、すずも本当の家族になっていきました。