【映画】シザーハンズ【あらすじ・ネタバレ】
寒い雪の日、孫娘に「どうして雪が降るの?」と聞かれた祖母が話し始めます。
山の上の城に孤独な老発明家がいました。
彼は、自分そっくりの人造人間エドワードを造りましたが、完成させることなくこの世を去ってしまいます。そのためエドワードの両手はハサミのままでした。
ある日、エドワードが住んでいる城に、化粧品のセールスをしていたボックス家の妻であるペグがやってきました。
ペグはエドワードのことを気に入り、自宅へ連れて帰ることにしました。
夫のビル、息子のケヴィンもエドワードのことを気に入り大歓迎しましたが、娘のキムだけは最初はエドワードを毛嫌いしていました。
両手がハサミのエドワードは、食事を取ることすらままならなかったのですが、ハサミで庭木を美しく整えたり、近所のペットの毛や奥さん連中の髪をオシャレにカットし、いつのまにか町の人気者となりました。
ある時、エドワードはキムのボーイフレンドのジムに利用され窃盗行為を働こうとしましたが、金庫の警報装置が鳴りエドワードは警察官に取り押さえられてしまいました。
エドワードはキムのことを気遣って真相を話しませんでした。
この事件から、町の人はエドワードを徐々に避けるようになっていきましたが、キムはエドワードの優しさに惹かれ始め、ジムは嫉妬を募らせていきます。
クリスマスが近づいたある夜、エドワードは氷の彫刻を作り、削った氷で美しい雪を降らせていました。
その雪の中踊りを踊っているキムの手を、エドワードは誤って傷つけてしまいます。
ジムは心配するエドワードを脅し、家を追い出しました。ジムの行動が許せなかったキムは絶好を言い渡しました。
やけ酒を飲んだジムの運転する車がキムの弟であるケヴィンを轢きそうになり、間一髪でエドワードはケヴィンを救ったのですが、その際にハサミでケヴィンにケガをさせてしまいました。
危険な化け物と町の人に非難されたエドワードは生まれ育った城へ逃げ込みました。
エドワードを心配したキムは彼の後を追いましたが、さらにその後を追うジムともみ合いになり、エドワードはジムを殺してしまいます。
キムはエドワードに別れを告げ、城に押し寄せてきた町の人々にキムは「エドワードは死んだ」と嘘を告げました。
それ以来、エドワードが来る前に降らなかった雪が毎年クリスマスの時期になると降るようになったのです。
エドワードはキムのために氷の雪を降らし続けているのです。
「どうしてそんなこと知っているの?」という孫娘の問いに、祖母は「そこにいたからよ。彼には今も見えるはず。彼が降らせた雪の中で踊る私の姿が…」と語りかけました。