【昔話】浦島太郎【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかし、浦島太郎という漁師がいました。
浦島太郎が釣りに出かけると、浜辺で子どもたちが亀をいじめているのを見つけたので、浦島太郎は亀を助け海へ逃がしてやりました。
すると亀が「助けていただいたお礼に竜宮城へ案内します。わたしの背中に乗ってください」と浦島太郎に言いました。
竜宮城では、美しい乙姫さまに歓迎され、魚たちの踊りやおいしいごちそうでもてなされ、毎日とても楽しく過ごしていました。
楽しい日々が続き、浦島太郎はそろそろ地上に帰ることにしました。
そのことを乙姫さまに伝えると、乙姫さまは「この箱は決して開けてはなりません」と言い、浦島太郎に玉手箱を渡しました。
玉手箱を手にした浦島太郎が亀に連れられ浜辺に戻ると、あたりの様子がすっかり変わっていて、知ってる人が一人もいなくなっていました。
浦島太郎は竜宮城のことを思い出し、乙姫さまが決して開けてはいけないと言った玉手箱を開けてしまいました。
すると、箱の中から白い煙がもくもくと出て、たちまち浦島太郎は白いひげを生やしたおじいさんになってしまいました。