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【昔話】若返りの水【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、おじいさんおばあさんが住んでいました。

おじさんは柴刈りをしていましたが、年をとってしまったので仕事がつらくなっていました。
ある日仕事を終えたおじいさんが山をおりていると、道ばたにつき出た岩からおいしそうな水がふき出していました。
のどがカラカラにかわいていたおじいさんは、水をごくりと飲むと、先ほどまでの疲れが嘘のように吹き飛び不思議と元気になったような気がしました。

家に帰ると、おばあさんが目を丸くして驚いているので何事かと訊ねると、おじいさんが若返っていると言うのです。
おばあさんに言われて、おじいさんは自分が水を飲んで若返ったことに気がつきました。
おじいさんは先ほど自分が飲んだ水の話をすると、翌日、さっそくおばあさんは山へ出かけていきました。
おばあさんが若返って帰ってくることを楽しみしていましたが、昼になっても夜になってもおばあさんは帰ってきませんでした。
心配したおじいさんは山へ探しに出かけましたが、どこにもおばあさんの姿はありませんでした。

悪い動物にでも連れて行かれてしまったのかと思っていると、草むらから赤ん坊の泣き声が聞こえてきました。
おじいさんが近づいてみると、おばあさんの着物を着た赤ん坊が泣きじゃくっていました。
おばあさんは若返りの水を飲みすぎて、とうとう赤ん坊になってしまったのでした。


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