あらすじ君

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【昔話】カチカチ山【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、おじいさんおばあさんが暮らしていました。

ふたりの大事な畑がたぬきに荒らされるので、おじいさんは切り株にとりもちを塗ってたぬきを捕まえ、家の台所の梁に吊るしてこらしめました。
おじいさんが畑へ出かけた後、ひとりで餅つきを始めたおばあさんを見たたぬきは、餅つきの手伝いを申し出ました。
おばあさんが縄を解くと、たぬきは杵を振り上げおばあさんを殴り殺しました。

おじいさんが悲しんでいると、以前おばあさんと一緒に傷の手当をしてあげたうさぎがやってきました。
おじいさんの話を聞いたうさぎは、おばあさんのかたきをとることにしました。
翌日、うさぎたぬきの通り道でワラを集めていると、たぬきがやってきて手伝ってやろうと言い、うさぎが集めたワラを半分背負って歩き出しました。
ずるがしこいたぬきは、うさぎが集めたワラで自分の家を建てようと考えていたのです。
うさぎは「カチカチ鳥が鳴いている」と言い、たぬきの背負っているワラに火をつけました。
ワラはあっという間に燃え上がり、たぬきは背中に大やけどを負いました。

翌日たぬきが仕返しに来ると、うさぎは魚獲りに変装してたぬきをだましました。
たぬきを魚獲りに誘い、自分は小さい木舟に乗り、たぬきを大きな泥の舟に乗せました。
ふたりが川へ入り舟を漕ぎ出すと、たぬきの乗った泥の舟は水に濡れ砕け、川に沈んで浮かんでくることはありませんでした。

こうしてうさぎおじいさんは、おばあさんのかたきをとることができたのです。


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