【昔話】ふろ屋の福の神【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、風呂屋の夫婦と風呂屋の夫婦が隣同士に住んでいました。
風呂屋は大人気で大繁盛でしたが、風呂屋の夫婦はヤブ医者だったのでちっとも儲からず、とても貧しい暮らしをしていました。
風呂屋の夫婦は風呂屋の夫婦がうらやましく、毎日何を食べているのか気になり、こっそり覗いていました。
さぞ豪華な料理を食べているのだろう思っていたのですが、風呂屋の夫婦の夕食はつつましく、その代りに金の恵比寿さまと大黒さまにご馳走をお供えしていました。
風呂屋の夫婦は、風呂屋の夫婦が儲かるのは、恵比寿さまと大黒さまのご利益に違いないと思い、その日の晩に恵比寿さまと大黒さまを盗み出し、商売繁盛を祈願しました。
すると、風呂屋の夫婦の家に男が駆け込んできて「急病人がいるからすぐ来てくれ」と言いました。
風呂屋の夫婦は、さっそくご利益があった!!と大喜びで男のカゴに乗り込み、行先も聞かず出発しました。
ところが、風呂屋の夫婦を乗せたカゴが山をのぼろうとしたとき、追いはぎに襲われてしまい、風呂屋の夫婦は身ぐるみはがされてしまいました。
怒った風呂屋の夫婦は、福の神だと思っていた恵比寿さまと大黒さまを粉々に砕こうとしました。
すると、恵比寿さまと大黒さまが口を開き、「わたしたちは風呂屋の神だから、人を裸にするのか商売あのです」と笑って言いました。