あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】鉢かつぎ姫【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、美しいが住んでいました。
姫のは長い間病気で寝込んでおり、自分が死んだ後のの行く末を心配し、観音さまにお参りしたところ、の頭に鉢をかぶせよというお告げがありました。
はお告げ通りにに鉢をかぶせ、それからしばらく後に亡くなってしまいました。

の鉢をみっともないと言って取ろうとしましたが、なぜか外すことができませんでした。
その後は再婚し、新しいの鉢を見て気味悪がり、家来に命じてを遠いところへ捨ててしまいました。
は何年もさまよい、生きていくのが辛くなり川へ飛び込んで自殺しようとしました。

翌朝若いお武家さまが川岸を通り、を助け上げ、自分の屋敷へと連れて帰りました。
目を覚ましたはそこで働くことになりました。
ある日の夜、蔵の中に置かれている琴を見つけたは、昔を懐かしんで弾いていると、そこへ若君がやってきました。
若君に何者かとたずねると、は自分の身の上話を聞かせました。

しばらく経ったある日、若君に結婚話が持ち上がったのですが、若君と結婚したいと言い、両親から猛反対されてしまいました。
若君を殺してしまおうと考え、刀を抜いて振りかぶった瞬間、の頭にかぶせられた鉢が光って粉々に砕け、中からたくさんの金銀財宝とともに美しいの姿が現れました。

はこの若君と結ばれいつまでも幸せに暮らしました。


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