あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】惚れ薬【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある山里に、茂平熊蔵という若者が住んでいました。
性格が正反対だけど2人は大の仲良しで、気弱でのんびり屋の茂平熊蔵のことを「兄貴、兄貴」と呼んでいました。

ある日、茂平は米問屋のを好きになりました。
うじうじしている茂平を見かねて、熊蔵がイモリの黒焼きで作った惚れ薬を用意して「これをにふりかけなさい」と言って、茂平に渡しました。

茂平は米問屋の前でが出てくるのを待ち伏せて、が出てきたところで、茂平は惚れ薬の粉をふりかけました。
ところが、隣にいた鬼のような顔のおばあさんにかかってしまいました。

がっかりした茂平は、熊蔵に促されて再び米問屋へ出かけました。
が1人で出てきたところでもう1度惚れ薬をふりかけました。
すると、たまたま目の前を横切った貧乏神に薬が降りかかってしまい、今度は貧乏神に好かれてしまいました。

貧乏神に好かれた茂平は、もうどころではなくなってしまいました。
毎日必死に働かないと生活できなくなり、つらい日々を送っていました。
しかし、そのおかげで茂平は立派な青年になり、大金持ちにもなって、米問屋のよりもっと美しい嫁をもらって幸せに暮らすことができました。


 - 昔話

  関連記事