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【昔話】びゃくうん寺の強盗【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかし小さな村にびゃくうん寺という小さな寺がありました。

ある日、寺に強盗が入り、強盗はお経をあげている和尚に包丁を見せて金を出すように脅しました。
しかし、何年も続いた飢饉によりこの寺には金目のものなど全くありませんでした。
強盗と一緒に寺中探し回りましたが、結局何も出てきませんでした。

あきらめた強盗は、貧乏な寺に腹を立てながら手ぶらで寺を出て行きました。

しばらく歩いていると、和尚が走って追いかけてきて「三文も出てきたから、どうぞ持っていってください」と言い、強盗に差し出しました。
強盗は、和尚の優しさに触れて温かい気持ちになりました。
そして、もう2度と強盗はしないと、心に誓いました。


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