【昔話】ふしぎな玉【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかし、子どものいないおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんとおばあさんはオンゴロという犬とネンゴロという猫をわが子のように可愛がって育てていました。
ある日、おじいさんは畑で小さな蛇を見つけたので、オンゴロとネンゴロと同じように育てることにしました。
ノロと名付けられた蛇は驚くほど大きく育ち、近所の人たちが怖がってしまうので、仕方なくノロを山へ返すことにしました。
ノロは育ててくれたお礼にと、何でも願いを叶えてくれるふしぎな玉を置いていきました。
おばあさんは頼んで、18歳くらいの男を出してもらいました。
子どもが欲しかったおばあさんが喜びましたが、この男はとても乱暴な怠け者で、おじいさんとおばあさんが留守の間に玉を持ち出して行方をくらましてしまいました。
オンゴロとネンゴロは玉を取り戻すために旅に出ることにしました。
何とか玉を取り戻しましたが、おじいさんとおばあさんの家に戻る頃には、オンゴロとネンゴロは疲れ果てて死んでしまいました。