あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】きつねとにわとり【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、なまけ者の母きつねと3匹の子きつねがいました。
お腹が減ったと泣く子きつねに急かされた母きつねは、仕方なく大きな袋を持って食べ物を探しに出かけました。

山のふもとまで行くと、お裁縫を習いに行くにわとりと出会いました。
母きつねに追いかけられたにわとりは必死で木の上まで逃げましたが、母きつねは木の周りをぐるぐる回り、それを見ていたにわとりは目を回してしまいました。
母きつねは、木から落ちてきたにわとりを捕まえて、持ってきた大きな袋に詰めました。

母きつねは、家へ帰る途中、いつものなまけ癖が出てついうとうとと眠り込んでしまいました。
寝ている間、にわとりは裁縫道具からハサミを取り出し、こっそり袋から抜け出しました。
そして代わりに大きな石を袋に詰めて、ハサミで切り裂いたところを縫い合わせて、急いで逃げました。

目を覚ました母きつねは、大きな石が入っているとも知らずに袋を担いで家に帰りました。
子きつねたちに釜で湯を沸かさせて、袋の中身を熱湯の中にぶちまけました。
高い位置から投げ込んだので、勢いよく石が釜に入り、熱湯がきつねたちにかかってしまいました。

きつねの口の周りは、ヤケドで今でも真っ黒になっています。
にわとりは、危険なときにも落ち着いて行動したことを神さまからご褒美としてトサカをもらいました。
それ以来、にわとりの頭には美しいトサカが残るようになりました。


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