【昔話】ねずみの嫁【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、世界一良い嫁を探して旅をしているねずみの男がいました。
旅の途中、腹が減って倒れているところに、やさしいねずみの娘に出会いました。
娘が「1番偉いのは太陽ですよ」と言ったので、男に頼まれて、太陽のところに嫁になってもらえるようお願いに行きました。
しかし、ねずみの娘が太陽にお願いに行くと、「月の方が偉いですよ」と言われました。
月にお願いに行くと、「雲の方が偉いですよ」と言われました。
雲にお願いに行くと、「風の方が偉いですよ」と言われました。
風にお願いに行くと、「風通さない壁に穴をあけるねずみの方が偉いですよ」と言われました。
そのことを男に伝えると、「じゃああなたを嫁にすることに決めました」と言ったのですが、娘はそれを断りました。
しかし、男が心を入れ替え、身勝手なところを直したので、その男と結婚することにしました。
男はようやく、世界一の良い嫁をもらうことができました。