あらすじ君

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【昔話】みそ買い橋【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、長吉という貧しい炭焼きの男が住んでいました。

ある夜、長吉が囲炉裏のすぐそばでうたた寝をしていると、夢に長いあごひげを生やした仙人が現れました。
夢の中の仙人は、目が覚めたら高山へ行くと、みそ買い橋で良い話が聞ける、と言いました。
目覚めた長吉は、おかしな夢を見たと思いつつも仙人の言うことを信じて、高山へ向かいました。
昼前には高山の町へ到着し、担いできた炭はあっという間に売れました。
身軽になった長吉仙人の言う通り、みそ買い橋へ向かいます。

長吉は夜になるまでみそ買い橋に立っていましたが、良い話など全く聞くことができませんでした。
夜が明け朝になっても状況は変わらず、とうとう5日が過ぎていました。
すると、半ば諦めていた長吉に豆腐屋のおじいさんが声をかけてきました。
おじいさん長吉に、なぜこんなところにいるのかと訊ねました。長吉は正直に夢の話をしました。
おじいさんは、そんな夢を真に受けてはいけないと言い、自分もおかしな夢を見ることがあると話してくれました。
そして自分は最近、長吉という男の家の木の下に大判小判が詰まっているから掘るという夢を見たと言いました。
長吉は一目散に自宅へ戻り、家の前の木の根元を掘り返しました。
すると、大判小判が詰まったビンが出てきたのです。夢に出た仙人のお告げを守った長吉は村一番の長者になりました。


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