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【昔話】だらぐ地蔵【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、お地蔵さんがいました。
お地蔵さんの前の広場は、子どもたちの遊び場になっていて、そこでかくれんぼをしたりして日が暮れるまで遊んでいました。

この村にはとても用心深い六兵衛という木こりが住んでいました。
六兵衛子どもたちがお地蔵さんを泥まみれにして遊んでいることに腹を立てていました。
そんな時、子どもたちがお地蔵さんを縄でしばりつけて遊んでいるのを見かけて、とうとう激怒しました。
子どもたちを追い払った六兵衛は、お堂に頑丈な格子をつけてお地蔵さん持ち出せないようにしました。

翌日、六兵衛は体中の力が抜けてしまい、布団から起き上がることができませんでした。
医者に診てもらっても原因は分からず、六兵衛は一日中布団から出ることができませんでした。

その晩、六兵衛の夢にお地蔵さんが現れ、「せっかく子どもたちと毎日楽しく遊んでいたのに…今すぐに格子を取り払ってくれ!」と言いました。
驚いた六兵衛は、すぐに人を手配してお地蔵さんの格子を取り外すと、六兵衛の病気はすぐに良くなりました。

それからこのお地蔵さんのことを遊ぶことが大好きな「だらぐ地蔵」と呼ぶようになりました。


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