【昔話】炭焼きのむこ入り【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、とても貧しい炭焼きの男がいました。
男は庄屋の娘に片思いしており、何とか嫁にもらう良い方法はないかと常に考えていました。
ある日、男は山に入り山鳥を捕らえようとしたのですが、山鳥たちは男の仕掛けた罠には掛かりませんでした。
男はあきらめて今度はふくろうを捕まえようとしました。
何とかふくろうを捕まえた男は、夜になってから自分の鼻に木の枝をくくりつけ庄屋の屋敷に忍び込み、松の木の上で待ち伏せしていました。
するとそこに出かけていた庄屋が帰ってきたので、男は石鎚山の天狗と名乗り、庄屋に自分と娘を結婚させれば商売繁盛間違いなしと言いました。
そこで捕まえたふくろうを使い、羽ばたく天狗の演出をして庄屋を驚かせました。
男が考えた演出で夫婦となることができ、仲良く暮らしました。