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【昔話】三色ツツジ【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある海岸に、とてもきれいな若いの水死体があがりました。
白く透き通った肌で、美しい顔立ちをしたでした。

村人たちは、このを可哀そうに思い、海が見渡せる丘の上に墓を作ってあげることにしました。
それから数年経ったある日、の墓から1本のツツジが芽を出しました。
このツツジは、赤白黄色と三色の花が咲き、とても美しいツツジでした。

ある日、村人がどうしてもこのツツジの花が欲しくなり、一枝だけ折って自宅へ持ち帰りました。
すると、この村人の腹が痛みだし、持ち帰ったツツジの花はその日のうちに枯れてしまいました。
このツツジは誰が折っても、同じように腹が痛みだすということが続きました。

薄気味悪くなった村人たちは、お坊さんを呼んでツツジにお経をあげてもらうことにしました。
村人たちは、念のために和尚さんにツツジの枝を一枝折ってもらうと、すぐに和尚さんの腹が痛みだしました。

村人たちは、お経も効かないので、このツツジはあの死んだの化身に違いないと考えるようになりました。
あの若さで亡くなってしまい、きっと心残りだったに違いないと、村人たちはのことを憐れみ、墓を大切にしました。


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