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【昔話】よくばり和尚【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、仲の良いおじいさんおばあさんが住んでいました。

ある日、畑仕事をしていると、おばあさんが突然「もう死んでしまうかもしれない」と言い、そのまま死んでしまいました。
お葬式をしてあげようと、おじいさんは寺の和尚に頼みに行きましたが、「お金がないなら葬式はあげられません」と断られました。
その和尚はよくばり和尚として有名で、いつもきつねの毛皮の上に座っていました。

お金がないおじいさんは、仕方なく近くのお墓におばあさんを埋葬してあげようと、たった1人で穴を掘りました。
すると、掘った穴の中から金で出来た釜が出てきました。
掘り出した釜は勝手に動き出し、おじいさんの家に行ってしまいました。
おじいさん大急ぎで後を追い、中に入っていた小判1枚で葬式をしてあげようと考え、再び和尚のところに行きました。

和尚は、その小判を見て葬式をあげることを快諾しました。
和尚は、おじいさんから釜の話を聞くと、その釜を奪いにいくという計画を立て始めました。

和尚はきつねの毛皮をかぶり、おじいさんの家の釜を奪いに行きました。
おじいさんは驚き、言われた通り釜を渡してしまいました。

しかし、和尚は釜の呪いにかかり、きつねの毛皮が体から離れなくなって本物のきつねになってしまいました。

そうして、おじいさんは隣村の和尚を呼んで、おばあさんの葬式を行うことができました。
おじいさんは、よくばりな和尚がいなくなった寺を代わりに守っていくことにしました。


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