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【昔話】三ヶ根観音【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある村で、村人たちが高熱を出そて苦しむという病気がはやりました。

早くに妻を亡くした漁師の源三の息子源吉も、昨日から高熱でうなされていました。
村人たちが食べるものを持って源吉の様子を心配して見にきてくれたのですが、源三は「息子の病気は大したことありません」と言うだけでしたが、本当は、誰よりも源吉のことを心配していました。

1週間経っても源吉は良くなりませんでした。
日に日に弱っていく源吉を見ていると、源三はたまらなくなって、夜の浜辺に向かって祈りました。

すると、沖の方に光るものが見えました。
不思議に思った源三は漁師仲間と船を出して、その正体を確かめに行くと、それはとても大きく、不気味なこぶができた古木で、とても気味の悪いものでした。
源三たちは、これがはやり病を起こした疫病神ではないかと思い、古木を燃やすことにしました。
しかし、村中の薪を集めて燃やしても、古木は小枝1本すら燃えませんでした。

すると、そこに旅のお坊さんが通りかかり、この古木は魂が宿ったありがたい木で、この木をを祀れば、はやり病は治ると教えてくれました。
その日からお坊さんは昼夜を問わず、のみをふるい古木で観音さまを作り始めました。
やがて見事な観音さまができあがると、あれほど苦しんでいた源吉はすっかり元気になりました。
はやり病に苦しんでいた村人たちもみんな元気になり、それを見たお坊さんは安心して、村を去りました。

村人たちは、観音さまをこのあたりで1番高い三ヶ根山の山頂に祀った。
今でも「三ヶ根観音」と呼ばれ、人々の信仰を集めています。


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