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【昔話】金太郎【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかし、あしがら山の山奥に、金太郎という元気な男の子がいました。
金太郎は野山をかけめぐり、山に住むクマサルシカたちと遊んで暮らしていました。
すもうをとれば、クマを投げ飛ばすほどの力持ちの金太郎は強いだけではなくとてもやさしい男の子でした。

ある日、クマの背中に乗って山道を進んでいくと、谷のところで山の動物たちがこまっていました。
「橋がないから向こう岸へ渡れない、どうしよう」
こまっている動物たちを見て金太郎は、「よし!!ぼくにまかせて!!」というと、近くに生えている大きな木に、ふん!!と体当たりをして木をへし折り、一本橋を作ってみせました。
動物たちはたいそう喜んで、金太郎の作った橋を渡りました。

その後、強い力とやさしい心を持った金太郎は、立派な若者になり、都の偉い大将の家来になるために都へ行き、学問や剣術に一生懸命励み、強くてやさしいお侍になりました。


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