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【昔話】かもとりごんべえ【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、カモ捕りのごんべえという男がいました。

ごんべえは、一度にたくさんのカモを捕るために、氷の張った池に行ってその上で凍り付いていたカモたちに縄を仕掛けてたくさんのカモを生け捕りすることに成功しました。
しかし、朝になって陽が昇ると、凍ったカモたちが目を覚まして縄ごと一斉に空へ飛び立ってしまいました。
縄を持っていたごんべいもカモと一緒に飛び立ち、落ちないように縄に必死につかまっていましたが、力尽きてまっさかさまに落ちてしまいました。
そこは粟畑で、ごんべいの話を聞いたお百姓がそばらくそこで働かせてくれることになりました。
ある日ごんべえが大きくなった穂の刈入れをしようと茎に鎌を入れたところ、茎がバネのように勢いよく跳ね、ごんべえを遠くまで飛ばしてしまいました。

ごんべえは見知らぬ町の傘屋の前に落ち、今度は傘屋で働かせてもらうことになりました。
ある日ごんべえが傘を庭に干している時に突然ものすごい風が吹きました。
ごんべえは強風にあおられ傘ごと遠くまで飛ばされてしまい、五重の塔のてっぺんに着地しました。
驚いたごんべえが大声で助けを呼ぶと、お坊さんたちが走ってやってきました。
お坊さんたちが持つふとんの上に飛び降りましたが、その拍子にお坊さんたちの頭がゴツンとぶつかり、そこから火花が飛び散りました。
その火花があたりに飛び散り、五重の塔もお寺も焼けてしまいました。


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