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【昔話】竜宮の椀【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある村に、平助という働き者の百姓が住んでいました。

毎年この村では、秋祭りの際に各家が持ち回りで宴会をすることになっており、今年は平助の番でした。
しかし、平助の家には宴会用のお椀やお膳が無く、悩んでいました。
それを見かねて、滝つぼの底にある竜宮の姫が現れ、「必要な数だけお椀やお膳を貸してあげましょう」と言ってくれました。

平助はお椀やお膳を借りたおかげで、無事宴会を済ませることができました。
借りたものを返す時になり、平助は1つくらいなら良いだろう、と思い、お椀を自宅の戸棚へ隠してしまいました。

それに気がつき怒った竜宮の人たちが、平助の家を焼き払いました。
戸棚に隠したお椀だけは焼けずに残り、その後、誰が何と言おうと竜宮の人たちは何も貸してくれませんでした。
そして、今でもこのお椀は、この村に残っているということです。


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