【昔話】ねずみ観音さま【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、いたずら好きなねずみがいました。
速く走る馬に憧れていたねずみは、お地蔵さまに「いたずらをしないから馬にしてほしい」とお願いしました。
ねずみは35日間お地蔵さまとの約束通り、悪さをせずお堂を掃除していました。
とうとう満願の日、ねずみはお供えにきた女の子からだんごを盗んでしまいました。
お地蔵さまは願いを叶えてくれたのですが、顔だけが馬、他はねずみの姿に変えてしまいました。
ねずみは怒り、お地蔵さまの背中をガリガリと彫り続け、疲れてそのまま息絶えてしまいました。
かわいそうに思ったお地蔵さまは、ねずみを観音さまに変えてあげました。