【昔話】くわず女房【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしあるところに、メシを食べない女を嫁にしたいと言っている男がいました。
ある日、その男の元に希望通りの女がやってきて、結婚することになりました。
確かに、女は口からメシを食べることはありませんでしたが、男がいない間に頭のてっぺんにある大きな口でメシ食べて大量の米を消費していました。
それを目撃した男が女に別れることを告げると、女は鬼となって男を樽に入れて連れ去ろうとしました。
男は命からがら逃げ出し、菖蒲の葉の中に身を隠しました。
追ってきた女は菖蒲の葉を怖がったので、2度と連れ去られることはありませんでした。
それから、鬼は菖蒲に弱いと言われ、魔よけに菖蒲を飾るようになりました。