【昔話】かくれんぼ【あらすじ・ネタバレ】
むかしむかしある山に、仲の良いおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、雨が降っていたのでおじいさんとおばあさんは畑仕事ができず、家でのんびりと過ごしていました。
退屈になった2人は、家の中でかくれんぼをすることにしました。
まず、おばあさんが鬼になりおじいさんが隠れたのですが、おじいさんの姿が見えない家の中はひんやりとして、とても静かに感じました。おばあさんは不安になりましたが、戸棚の後ろに隠れているおじいさんを見つけて、ほっと一安心しました。
次はおじいさんが鬼になりました。
あちこち探してもおばあさんがなかなか見つからないので、おじいさんはだんだん心細くなってきました。
おじいさんは、自分を残してどこかへ消えてしまったのではないか…と不安でいっぱいになりました。
台所の隅々まで探していたおじいさんは、大釜のフタを開けて中を覗いてみると、おばあさんが待ちくたびれて眠り込んでいました。
おじいさんはほっとして、今度はまたおばあさんが鬼になり、かくれんぼを続けました。