あらすじ君

様々なあらすじを1分で読めるようにまとめました

【昔話】龍の淵【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、漆取りの兄弟が住んでいました。

ある時、が漆の木を探して山の中を歩いていると、気味の悪い淵に出ました。
はうっかり鉈を淵に落としてしまったので、潜って探していると、ふと淵の底に良質な漆が溜まっているのを見つけました。

それを町へ持っていくと驚くほど高値で売れたので、その日からは人が変わったように怠け者になってしまいました。
にはそのことを秘密にしていましたが、ある日、の行動を怪しんだの後をつけて淵の漆のことを知りました。
そしても良質な漆を町へ売りに行き、と同じように怠け者になってしまいました。

に知られたことがおもしろくなかったは、淵の底に木彫りのを沈めてに漆をとらせないようにしました。
翌日淵に潜ったは、木彫りのを本物と勘違いして逃げ帰りました。

それを見たは、今度こそ1人占めしようと淵に潜ると、木彫りのが動き出して襲いかかってきました。
慌てて逃げ出ましたが、作り物のが動くはずがないと、もう1度潜ってみましたが、やっぱりが襲いかかってきました。
何とか逃げ切ることができましたが、その後、は深い淵に戻ったまま2度と姿を現すことはありませんでした。


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