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【昔話】白蛇のたたり【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしある小さな村にお諏訪様というお宮があり、村人たちの守り神として慕われていました。

秋祭りが近づいてきたある日、お諏訪様の草むしりをしていた若者たちが小さな白蛇を見つけたので、捕まえようと追い回していました。
村人たちも一緒になって白蛇を追いかけ、ゴマの木の枝で叩いたりしていました。

実はこの白蛇はお諏訪様の使いの蛇で、そんなのことを知らない村人たちがいじめたせいで、その夜から雨が降り続きました。
せっかく実った稲や農作物は腐ってしまいました。
村人たちはお諏訪様へのお詫びとして、この村ではゴマを作らないという誓いを立てました。

それから何年か過ぎたある日、若者が誓いを破ってゴマを植えてしまいました。
ゴマは立派に育ったので、若者はたたりなんて過去の話だと笑い飛ばし、またゴマを作り始めました。
しれを見た村人たちも翌年の春からゴマを植えるようになりました。

待ちに待った収穫の日、植えられた村中のゴマの木からみたこともないおかしな虫がわいていました。
虫は真っ赤な炎のようなものを出して村人たちに向かってきたので、笑っていた若者は震え上がりました。
もう二度とゴマは作らないとお諏訪様に誓いました。


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