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【昔話】八つ化け頭巾【あらすじ・ネタバレ】

むかしむかしあるところに、いたずら好きな和尚がいました。
ある時、和尚は藪の中でキツネが化け方の練習をしているのを見ました。

和尚は、実は自分もキツネで頭巾を使って化けていると言い、キツネが持っていた化け道具の手ぬぐいと何でもないただの頭巾を交換することに成功しました。
手ぬぐいを持って自分の寺へ戻ると、お坊さん小僧が寺にやってきたので、和尚お坊さんを騙すことにしました。

和尚お坊さんに、二つある部屋のどちらでも好きなほうを使ってくださいと言いました。
一つ目の部屋には美しい女性がいて、二つ目の部屋には仏像がまつられていました。
お坊さん小僧がいる前で女性がいる部屋は選べなかったので、仏像の部屋を選びお経を唱えていました。
しばらくすると小僧が居眠りを始めたので、お坊さんはこっそりと美しい女性がいる部屋へ行き、酒をごちそうになりました。

しかしその女性は、和尚キツネの手ぬぐいを使って化けていたもので、突然不動明王に変身し、「こら!!坊さんが酒をのむなんてけしからん!!」と怒り出しました。
驚いたお坊さんは大慌てで逃げ出してしまいました。

一方、キツネはというと、騙されたことにも気づかず和尚の頭巾で娘に化けたつもりになって、町を歩いていました。


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